第3回となった移籍組ユース選手紹介も、これで最後。詰め詰めになりますが、5人を紹介。
〇MF
①ダミアン・マレシャル(グラスホッパー)……1M€で獲得。
今季エンポリやレギア・ワルシャワと同じく逸材が加入した、スイスのグラスホッパー。複数のビッククラブが獲得を狙う中、獲得に成功したのは、レヴァークーゼンだった。
スイスとフランスの二重国籍持ちであるダミアン・マレシャルは、フランス代表への道筋も持っている期待のニューフェイス。
出身はスイスのチューリッヒ州の一都市・デューベンドルフ。イタリア語とフランス語とドイツ語が流暢に話せるので、チームにはすぐ馴染めそう。
(スイス語というものがないので、イタリア・フランス・ドイツ語が主要言語になっているそうです。つまり、必然的にトリリンガルになるということ……!?)
注目は、この年齢にして、高いスキルの持ち主であること。更に、好・不調の波が少ないのも評価が高い。
しかし、健康さの値の高さに反して、怪我がしやすいらしいのでフィジカル面を育てて、怪我のリスクを少しでも減らしてあげたいところ。
〇DF
①アダム・ヤング(ハイバーニアンFC)……220K€で獲得。
リヴァプールとの競合を制して、獲得に成功。スコットランド期待の左サイドバック。個人的には、キーラン・ティアニーを目標に頑張って欲しいところ。
スコティッシュ・ボーダーズ地方のホワイトバーン出身である彼は、判断力・運動量が光る優秀なサイドバックの卵。
169㎝という比較的小さな身長のため、空中戦に難ありだが、フィジカル面→パス等テクニック系統といった順番で育てていきたい。
②マーク・ヴェヒター(グラスホッパー)……2.2M€で獲得。
グラスホッパーが輩出した若き俊英。チューリッヒ州の都市・ヴィンタートゥール出身の左サイドバックは、スカウトレポートが非常に高い。
豊富なスタミナ・運動量と勝利意欲の高さが目につく。守備系の能力値はヤングに劣るが、スピードは優っている。
しかし、157㎝と小柄な所がネックと言えば、ネックか? メンタル面の成長を妨げず、ジャンプ系以外のフィジカルを伸ばしていきたい。
ドイツへの適応に苦しむことがスカウトより予想されているが、同クラブからダミアン・マレシャルも獲得しているし、同ポジションでトップチームのリーダー格であるヴェンデルにも支えになってくれるように頼んでいるので、上手く順応して欲しい。
③ヴェルナー・クレーマー(1860ミュンヘン)……185K€で獲得。
アウグスブルク出身の1860ミュンヘンユース出身のCB。
大迫選手が所属していたことでこのチームを知っている方も多いかもしれないが、実はレヴァークーゼンにこのチーム出身者は、結構多い。
<1860ミュンヘン出身者>
・ラース・ベンダーとスヴェン・ベンダーのベンダー兄弟
・ケヴィン・フォラント
・ユリアン・バウムガルトリンガー(現・広州恒大)
現実では、凋落してしまったクラブだが、この世界線ではどうなるか。
話をクレーマー選手に戻して、能力の概要とスカウトレポートは下の画像の通り。
ジョナタン・ターと似たタイプの選手との評だが、職業倫理の改善が短所として上げられている。でも、性格はプロフェッショナル。どういうことだ?
クラブ生え抜きのCB・オルロウスキーと共に将来のトップチームで活躍して欲しい。
④フランク・ペーターゼン(ケルン)……1M€で獲得。
ケルン、デュッセルドルフ、メンヒェングラートバッハを結んだ三角形の中にあるグレーヴェンブローホ出身のCB。
私は何も考えずにドイツ出身の有望株ということで獲得したが、レヴァークーゼン・ケルン・ボルシアMGには紳士協定があり、ユース選手を引き抜かないという決まりがあるそうな。(現実では、レヴァークーゼンはそれを破り、フロリアン・ヴィルツ選手を獲得し、他2クラブから非難を浴びた)
プレミアリーグのノーリッジも獲得に動いていたが、それも頷ける程のポテンシャルを秘めている。既にタックルの判断力は、トップチームに届きかけている印象。
しかし、フリーキック以外のテクニックが軒並み弱点になっている程に低いため、フィジカルをある程度整えたら、改善に着手しなければならない。現代サッカーで、パスが下手なCBはマズイ……
彼とクレーマー、オルロウスキーでドイツ代表トリオとかになってくれると、監督冥利に尽きる。
以上で、今季獲得したユース選手紹介を終了致します。
次は、2年目冬の移籍の紹介でもしようかな、と考えています。
それでは、また次回!!